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執筆者の写真TenChiJin

3年の月日が過ぎて

 ひさしぶりの記事なのですが、ちょっと区切りというか節目として書き留めたいと思って、記事をUPします。大袈裟なものではないのでいつもの感じでゆるくお読みください。


 久しぶりすぎてアップローダのパスワードすら忘れていて悪戦苦闘だったのは、かっこ悪いので伏せておきます。(言ってるーw)



 今月号(2021.5)のフォトテクニックデジタルのポートレート部門で田中優衣さんとの作品が次点として掲載されました。いつも選んでいただいて掲載していただきありがたいと思っています。松田さんの評も良かったです。感謝。



 実は、僕のフォトテクニック初応募初掲載はちょうど3年前の2018年5月号だったのです!しかもほぼ同じ位置!!(以前に記事にしていますのでこちらの「田中優衣」の記事をご覧ください。)


 3年の月日をまたいで、同じ田中優衣さんモデルで、同月号、フォトテクの次点掲載同じ掲載位置、同じ新潟県ロケーション、同じ雪撮、同じレンズ(5814G)!!なんて、なんかスゴすぎませんか??運命とかそんなものの存在を感じてしまう、、


 なーんて自己満足的ですみません。笑


 ポートレート撮影、モデル撮影って何なのかな?可愛い子を写真撮ってるだけなんて意味があるのかな?そんなんなら写真ってつまらないな?などと思っていて行き詰まっていた頃の応募掲載だったので、もっと言えばあの時の3年前の掲載がなかったらポートレート撮影なんて今頃やってなかったかもしれない、あの写真はそんな1枚だったんです。


 今から見ると現像技術や仕上げなんて恥ずかしいレベルの写真ですよね。でも未だにあの写真を超えるような作品は一枚も撮れてないのは事実だし、撮れるようになるために撮影を続けているのかもしれない。。



あれから自分なりに意識して撮影もしてきたし、あれよりもいい写真と撮ろう!撮りたい!とスキルアップの努力をしてきたつもりではあります。



今回あれからちょうど3年経ったのだけど、あれよりもあのときよりもうまくなったのかな?というより「表現者」としてステップを重ねることが出来たのかな?というのは常に自問自答しているところでもあります。


 数えてみたらこの3年間でフォトテクだけでも59作も掲載されているんです!自分なりにがんばってきたのかなあ?(写真そのものの応募を頑張ったw)投稿するだけでもエネルギーいりますから。毎月投稿するだけでも頑張ってきたと思います。思いたい(笑)。


最近1年は、闘病やコロナもあって写真そのものができなかったり、人と接するポートレートはなかなかできなかったりすることもあって、風景写真がいろいろ楽しいなあ、なんて思っている節もありますが、けっこういろいろなことしてみたい!!とワクワクしている自分も確かにいます。


ちょっと違ったこともしてみたいなー。なんて思ったりしています。



それでは、今回の作品の下記が解説です〜。(久しぶりに書いたら面白かったです。自分の写真の解説するのは好きかもw)





玄光社フォトテクニックデジタル2021.5月号掲載(次点)


title 『待ち人』

model 田中優衣

date 2021.2

location 新潟市朱鷺メッセ

Nikon D6 + Nikkor AF-S58mm f/1.4G SS1/2000,f/2.2,ISO125,マルチパターン測光


=解説=

 雪の降る新潟の2月は寒い。この日も小雪舞う中で、時折日の射す時間帯があるような、そんな天気だ。カメラマンにとっては常に天候の様子を伺いながらの落ち着かない撮影になるのであるが、モデルとたわいもない会話をしていると思いのほか苦にならない。

 モデルの田中優衣さんには遠路新潟まで来ていただいた。1年ぶりの再会と撮影である。僕がポートレートを続けて来れたのは彼女のおかげでもあるので「恩人」といってもはばかることはないだろう。そんな大切な撮影。(先ほどたわいもない会話と述べたが懐かしさで会話ははずむものである。)

 安定しない天候の中、2人で日が射すのを待つことにした。彼女はとても寒がりなのだが、日が射してきたその瞬間にコートを脱ぎ外に向かった。外はまるで今撮ってくださいとでも言うかのように小雪が舞っていた。

 小雪が綺麗なヒカリに包まれ、きらきらと輝くなか、そっとファインダーから覗いた彼女の姿はとても、とっても美しかった。

 今の僕は3年前の僕より彼女を綺麗に写すことができたのだろうか。

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