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執筆者の写真TenChiJin

PasyaStyle認定作品展4まとめ

更新日:2022年2月24日



「スクランブル」

model 仲川しおり

date 2021.12

Nikon Zfc + Nikon DX 16-50mm/F3.5-6.3

SS1/2500,f/9,ISO100,マルチパターン測光,


・・・


ふりかえり


先日行われたPasyaStyle認定作品展について。



コロナ感染者数も少なく、今しか上京はできないのではないか、という思いで、約2年ぶりに東京の地を踏むことができました。というか無理していったので、あとで家族から非難の嵐を浴びていていまだ仲直りできずにいます(笑)


 東京行く!なんてそんなたいしたことないじゃない!などと思われる人も多いかもしれませんね。でもコロナ禍は地方ほど田舎ほど恐ろしい病気なんです。かかると家族職場親戚すべてを巻き込んでしまうことになる。濃厚接触者というだけで、職場は数日間閉鎖されてしまうんです。



本題に戻して。


 私が写真展に参加しているのは幾つも理由がありますが、とにかくプリントしたものを見てもらいたいということ。

 風景写真の展示会を地元ではよくやっているのですが、観覧の方が、私の写真の前を通り、気を引かれて足を止める。ふと思案した表情で写真を何回も見返してくれる。そんな場面は写真を志している者にとっては、撮影しているときより至福を感じる時間なのではないでしょうか。

 残念ながらSNS全盛の昨今、写真もタイムラインという場で気を引くような作品だけが、風で肩を切るような感があります(某巨大写真サイトのように)。いいねがいっぱい付いているような作品でも、ほとんどが読み飛ばされないように、レタッチ等の編集技術で、あるいは人工ライティングで。現実感を無視したような作品作り(あたかもコスプレ撮影)をする傾向にあります。よく言われますが、写真とCGの違いの議論ですよね。



本題に戻して。


 PashaStyleは展示料を出せば、展示の詳細まできちんとやってくれます。このコロナ禍ではとても大きいこと。在廊すらできない自分としてはとてもありがたい。だから出展できているというところでしょうか。2回目の代理出展なのですがあまり大きなトラブルもなく、円滑に展示をして頂いています。仕事といえばそれまでなんでしょうけど、とてもありがたい限りです。この場をおかりして感謝。。。



さてそろそろ本題なのですが。


 今回の展示に当たって、モデル様はTwitter上で募集させていただきました。40件以上の応募をいただきました。お会いしたこともないのに興味を持ってくださってDM頂けただけでも嬉しかったです。遠いところからも。ほんとに感謝に堪えません。いつかみなさんお撮りしたい。その中でも新潟の人をモデルに選びたい(新潟の方からは多分ないだろうなと思っていたのにたくさん頂きました)、できればたぶん行けないであろう私に代わって在廊してもらいたい。できれば、10分撮とかを通して東京という地でも知名度を上げてもらえるようなモデルさんに。

 ここ2年間上京できなくて、撮影会にも参加できなくて、でもその中でも一番撮らせてもらっていた新潟モデルの「仲川しおり」さんにお願いすることにしました。

 撮影ロケは「佐渡」を選び、新潟のロケーションを東京の地でも披露してみたいな、という望みがありました。

 結局自分もコロナの緩急をついて上京在廊することができて、念願を叶えることができました。とても楽しい時間を過ごすことができました。多くの方々とも交流ができました。

 何度も展示会をしている方はもちろん存じていると思いますけど、展示をするという醍醐味はここにあると思います。


 展示ってほんとにいいものですよね。



 感想ノートにもたくさんの方に書いていただき誠にありがとうございました。

 ネームが分かる方にはすべてお返事をさせていただいていますが、もし落ち等があったらもうしわけありません。この場をお借りして。


 本題といいつつ、述べたいことは皆様への感謝の意なのです。



 そして新潟からはるばる上京・在廊していただいた仲川しおり氏に感謝しています。

感謝は直接別な所でお伝えさせていただいていますのでここでは割愛しますが、展示モデルが彼女でほんとによかったと思っています。次のなんかの写真展でもお願いしたいな、とはお伝えしていますがお互いどうなることか。






 私の確認しているところでは以下の方に10分撮をして頂いたみたいですね。

ありがとうございました。


gakky さん

フロン さん

kakky さん

shuca さん

NAGA さん

そんそん さん

suta さん daisuke さん


他にも撮っておられたのかな?


 最後に・・・


 「PhotoExpressViewer賞」「来場者投票賞」という2つの賞をいただいたことも御礼に加えさせていただきます。

 「来場者投票賞」は仲川氏の在廊が大きかったでしょう。


(実は返送されてからダンボールを開けたのが正月過ぎだったので受賞は最近知りましたw)





 最後に作品については何も記述しなかったので、いつものように「解説」で。





『杜の精』

(CAPA2021.1月号3rd賞受賞作品)


model 仲川しおり

date 2020.10

location 新潟県佐渡市大野清水寺

Nikon D6 + AF-S105mm f/1.4E SS1/500,f/1.8,ISO250,マルチパターン測光 =解説=

日本海に浮かぶ佐渡島は、

この現世という時代において、

忘れら去られたかのように存在する絶海の孤島である。


この島の中央部には隠されたように、

杜のなかに佇む廃寺がある。


名は東光山清水寺。


数多くの写真家の写欲をかき集めてきた古刹である。


救世殿へ向かう異次元な雰囲気の漂う参道で、

ロストワールドを感じながらの撮影となった。


(展示キャプションボードより)



彼女を展示モデルに決めたとき、どのような撮影にするか正直迷った。

「Pasha Style」というスタイルが私の撮っている(撮っていた)写真とは少し離れたものだと感じていたからだ。

コロナ禍の影響もあり自由に撮影を進められない状況でもあり、可能であれば1回の撮影で展示作品を作り上げなければならない。予断を許さないのだ。

結果的に地元のよく知っているロケーションで撮影することにした。

作品作りでは撮るまでのお膳立て(準備)が勝負であると言われるが、今回の撮影ではまさしくその通りだと感じた。

彼女とその辺の意識の疎通を図るためにも直近の撮影会に2回参加して(自分としては多い方である)撮りたいイメージを漠然ではあるが伝えることができたと思う。

そして撮影当日。

悠然とファインダーを覗くことが出来た。


確信を感じながら。



とはいえ、展示の組み写真では主題に迫りきれない、自己の「へたさ」を実感しました。


後処理現像で何度も作業するのですが、思うようなイメージにならなかったです。

その中でもなんとか展示にたえうるものを、と思ったのですが、今回だけは未だ納得いかない作品となりました。


つぎの機会には!と感じながら。

それでも展示はいいものですよね。



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