今月号(8月号:7/20発売)にも掲載させていただきました。
かるはさんは、いつのまにか私のメインモデルと化してしまっているのですが、いつも協力いただき感謝に絶えません。3回目の掲載でした。
ちょっと思い出話になるので恐縮なのですが、いや、かるはさんのモデル力を客観的に語ってしまって恐縮なのですが、去年のYOKOHAMA HILLSあたりからこれは撮れるモデルさんだぞ!ヒカる瞬間があるぞ!と確信を持っていたのですが、それ以降4回は落選だったので、もはやこれまで...の感が否めなかったんですが、CAPA選者のマッケンさんに見出してもらい、今回はフォトテク選者の河野さんや北條さんにも選んでいただき、ほんと自分の眼の自信になったし、ありがたい限りです。
フォトテクオンラインはあまり関係ないのでは?とは言われていますが、トップ掲載の位置なのでこれも嬉しい。
現在もかるは作品はいいのがいくつかあるので今後も送ってみようかと思っています。
感謝の一言。
もっとかるはさんを撮っていきたいな。
強い写真が撮りたい。
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そしてあまり関係ないですが、
届いてきた紙面を見てみたら、はせちゃんはせちゃんジュリちゃんのフォトモ勢にmomo勢が一矢報いているようで楽しかった。笑(けっして他意はありません)
またソニーミラーレス勢にニコンが一矢報いているようでこれも。。。(他意はありません、ごうさんもニコン)
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さて、いつものように以降、解説編になりますので、興味のない方は読み飛ばしを。いや恥ずかしいのであまり読まないでね。(笑)
title 「昨日の午後」
date 2019.5.5
studio Canal Ancer.
Nikon D5 + Nikkor 105mm f/1.4E
SS1/1600, f/1.8, ISO100, マルチパターン測光
= 解説 =
私はCANALアンカーというスタジオが大好きである。
このスタジオは印象的な青のコンテナが象徴なのであるが、これまでに幾人ものカメラマンがその表現に挑戦し代表的な作品を創り上げてきた。
作例も多く、私もいつも勉強させてもらっているとともに刺激をもらっている。このスタジオの青の表現はよく言えば誰でも綺麗にカッコよく撮れるのだが、逆に個性を出すには工夫や想像性が必要となる。
私にとってはこの青のコンテナこそが自分に与えられた課題であると思っているので逆に鬼門といってよい。
午前の澄み切った空気のイメージで撮ることが多かったのだが、この写真は午後にさす斜陽でのイメージを組み立てた。
レンズは105mmを選択し、前ボケで鋲をぼかしたいと考え、少し絞ったのだがまだ絞りが足りなかったようだ。f/2.5-2.8くらいが適正だったかもしれない。
影を生かしたいと思ったのでモデルには壁から少し離れるようにお願いした。眼のキャッチの捉えがよい角度を考慮しながら構図を決めた。
講評でもあげられている色調整なのだが、もちろん壁の青が強いのでこのくらい離れていても青かぶりはどうしても現れてしまう。瞳のキャッチは消したくないので全体色調整でなく、肌の部分レタッチは詳細に行った。いわゆる消去式レタッチである。
全体的なイメージとしては気だるい午後感、「別れ」の表現がモデルのかるはさんを通して感じ取っていただければ幸いである。
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